お隣さんは不良くん☆
幼馴染み…?

『どんな時でも…?』

「ん。どんな時も」

『…学校の中でも?』

「どうした和華?お前おかしいぞ?」

『幼馴染みなんでしょっ!?だったらなんで学校であんな冷たい目をするのっ!?』

もう、駄目だよ…
ずっとずっと我慢していた。
朔ちゃんと他の女の子が話しているのを見て、とっても苦しくて…でも、もう…無理

『っ…』

「和華…?」

もうこらえていた涙が溢れだしてしまって、止まらなかった…

『ウザイんでしょ!?嫌なんでしょ!?朔ちゃんだって可愛い彼女が欲しいもんねっ!!』


「は?何言ってんの?和華?」


『もういいよっ!もういいっ!!』


「和『もう私の幼馴染みなんてやらなくていいよっ!!』




幼馴染みなんて、本当になっているのだろうか…

それ以下なのではないか…


どっちにしろ私が離れても彼に被害はないしソンもしない


ただ、



ただ…




私自身のただの初恋が終わるだけだ…









初恋はかなわないなんて、本当だなぁ…














―――パシッ




「待て。馬鹿姫…」
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