お隣さんは不良くん☆
回れ右をして、走ろとした時、腕を捕まれた。
掴んだ人は誰だなんて、聞くまでもなく…


『放して朔ちゃん…』

「嫌だ」

『放してってば!!』

「お前の勘違いが違うと理解されるまで、はなさない」







…勘違い?







『勘違いって…?』

「お前、俺がなんで学校で離れているかわかってる?」



…え?



真剣な顔して言う朔ちゃんに思わず怖じけつき、由絵ちゃんが話してくれた事を言った。




「あーそれもある…」


するとなんだか脱力感満載の返事をしてきた。
それ以外にも何かあんの?


「…ほんと、鈍感というか世間知らずというか」



む、世間知らずじゃないし…


少しむっとしていると、その顔を見て、朔ちゃんは笑った。


「ほんと、変わらない…お前は…」


懐かしそうに私を見るのは何故…?



「俺がって今、県一強いって言われてんの。」

わかる?

それくらい知ってるよ…

まるで子供みたいだとわかっていても、なんだか気にくわなくて、顔をそらした。










それでも次に聞こえた言葉に、顔を元に戻してしまった。












「俺なんかといると、お前の評判悪くなんだろ?」







『へ?』







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