お隣さんは不良くん☆
「問題起こしっぱなしな俺なんかといると、お前まで関係者とみなされるかもしれない。それがやなんだよ」










私のため…





でも…





『すれ違う時スッゴい冷たい目してた…』



「あーそれね、うん」




目をそらしながらどもっている朔ちゃん。

朔ちゃんを見つめて待っていると…

意を決したように真っ直ぐこっちを向いた。






「お前を見ると、笑うから…」




『は?』







「だから、お前見ると無意識に笑っちまうんだよっ!!」







それだけ?






『えっ…それだけ…?』

「馬鹿、俺は冷酷だって噂があるんだぞ?」





…んなチッコイプライドで?






『チッコ…』



「チッコくても噂は噂」





『そんなのに噂大切?』


「あぁ」




…噂の方が大切なんて、酷いな…






ん?

何がんがえてんだウチ(´;ω;`)






1人でうねっていると、朔ちゃんが漏らした












「お前だけに笑っていると、お前がいじめの標的になるのが見えるからな」




< 18 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop