人生時計の針
自分ではもう本当の友達なんて
いないと思った。

友達も誰も信用しない・・
それから
自分でも本当のことを言わなくなった。
なんで言わなかったか自分でも
わかりません。
でも
もう人に裏切られたくない
と思ったのは確かです。

バレエではみんな冷たい態度
学校も本当の友達なんていない・・

そんなある日
科学館へ家族で遊びに行った日
一人浮かれていた。

お兄ちゃんと二人で遊んでいると
お兄ちゃんの携帯にお母さんが・・
まだ昼で来たばっかだったのに
「帰るから出口で待ってなさい。
車で出口まで行くから。」
と鼻声で行ったらしい。

出口で待って車がすぐきて
乗ると母が目を真っ赤にして
「沙羅落ち着いて聞いて
沙羅が大好きな
名古屋のひいおばあちゃん
さっき亡くなったって。」

私はとても泣きたかったでも
お母さんの顔を見ていたら


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