狼!?王子サマ☆*
第5章
嘘タイム
「香南ーっ!
流星くん、来てるわよ。」
「分かってるって。
ちょっと待って。」
髪をハーフアップにして睫毛を軽くビューラーで巻く。
そんで適当に盛ってく。
「バッチシ!」
玄関から楽しそうな声が聞こえた。
「流!」
「あ、ようやく来た。
もう遅いから今日は学校休むつもりかと思ったよ。」
え!?そんなに遅かった?
私…いつもより急ピッチで用意したつもりなのに。