花咲く所に恋来たる☆
stap4*∔
イケナイ恋
―――翌朝
……。
………。
…昨日は苦労した。
もうクタクタ。
ちゃんと眠れないし。
それも、そのはず…
「起きろ! 変態ドS王子野郎がっ!!」
アタシはアイツが被ってる布団を取り上げた。
けど。
「何で起きねえんだよ! 起きろっ!! 自分だけスヤスヤ寝んな!!」
アタシはアイツの肩を揺さぶった。
でも、スグにこんな事をした後悔をした。
日向の肩に置いてある手を引かれ、そのまま日向の胸にダイブ。
お腹に日向の手が回り、アタシは甘い香りに包まれた。
耳に掛る、日向の息。
背中から伝わってくる温もり。
静寂の中、響き渡る時計のオト。
そして、一番煩いのが、アタシの鼓動。