花咲く所に恋来たる☆
アタシが俯いてると―――…
「ブッ!」
「へ?」
「「「アハハハッ! アハハハっ!!」」」
み、みんなが笑いだした……。
ななな、何で??
超理解出来ないんだけど……。
「アハハッ! 愛梨さん天才っ!!」
「へ? 天才?!」
「ハハッ!! 愛梨さんチャレンジャーっスね!」
「え? チャレンジャー?!」
「ブッ! 変わってるー!!」
「ふぇ? 変わってる?!」
ななな、何なんだ?
全っ然。
ってか、アタシ全く笑えないんですケド…。
皇龍って、笑いのツボ変なの?!
日向までもが肩を震わせて、笑ってるし。
お、可笑しい…。
これは可笑しいぞ。
皇龍は何かが変だ。
毒キノコ食べたのか?
それなら電話しないと――…
アタシが携帯を取ると、その手を日向に捕まえられた。
結構笑ったらしく、目に溜まってた涙を人差し指で拭い、アタシを見た。
こんな日向を見たのは初めてだった為、驚き過ぎて携帯が手から滑り落ちた。