花咲く所に恋来たる☆
ど、どんだけ強引なの…。
アタシが呆れてると、日向はピンクのソファーにドサッと座った。
ひ、日向がピンク…。
き、貴重なシーンだ!!
……でも、なんか合ってる。
美形は何でも似合うって言うしね。
「……何か飲む?」
「んー。 何でも」
「じゃ、ティーでいい?」
「…ああ」
……なんか、家の中に日向が居るの変な感じがする。
まあ、この家に誰も入れた事なかったしね。
今回は、言う前に上がってたけど。
アタシはコップにティーを注ぎ、日向に出した。
「…で?」
「……何が」
“何が”って……。
アンタ用があって来たんじゃないの?
だって、何の用もないのに来ないよね?
アタシが言いたい事が分かったらしく、日向は話し始めた。