love youⅡ

「さき・・・

久しぶりだな・・・


ずっと逢いたかったよ」

龍司ゎサキの頬を優しくなでた。



その時だった。

しばらくぶりにサキの目がゆっくりと、すこしだけ開いた。

「さき!!」


私とアミゎサキに歩み寄った。



「ぱ・・ぱぁ・・・

大好き・・・だよ・・・


会いに・・来てくれて・・・有り難う・・・」

そういってサキの目ゎゆっくりと閉じた。



その瞬間、病室に一定の音が「ピ-----」


と響き渡った。


「そんな・・・

うそだろ?」


龍司ゎサキの身体を持ち上げて、

抱きしめた。



私わもアミをただボ---とするだけで涙も出なかった。


あわただしく担当医と看護士が部屋に入ってきて、

龍司からサキを離し、


心臓マッサージや電気ショックを始めた。


でも、

もうサキゎ生き返るコトゎなかった。



「残念です・・・」




担当医が私に頭を下げた。

「そんなのないよ・・・


嫌よ・・・」


私ゎやっと頭が回転しだした。


すると果てしない悲しみに包まれた。





龍司ゎ床に手をついて悔しがった。

「なんで俺ゎなにもできないんだよ・・・

なんで何もしてやれないんだよ・・・」



< 4 / 9 >

この作品をシェア

pagetop