学園(姫)
「そなたは、油断も隙もない奴じゃ」
ジト目でこちらを見ている。
余計な事をして、怒らせてしまった。
「本当のところ、うなじがあまりに美しかったので、引き寄せられまして」
鼻血を出しながらも、頭を下げる。
「良い。それより、畳を血で汚されてはたまらぬ」
ポケットからティッシュを取り出す。
「これで何とかせよ」
「すいません」
ティッシュを鼻に詰め込んで、難を逃れる。
「しかし、凄い反射ですね」
回避が敵わないほどである。
「いきなり触られれば誰だって、ああなる」
「いきなりじゃなかったらいいんですね」
「そなた、反省の色がないな」
また、余計な事を言ってしまったようだ。
「だって、先輩って可愛いから、ついこう、愛でたくなっちゃうんですよ」
ジェスチャーと言い訳で何とかごまかそうとする。
「そなた、ロリコン癖でもあるのかえ?」
「せ、先輩は年上の女性じゃないですか」
「ワラワは自分の体の事をわかっておる。先日も小学生、中学生と間違われたのじゃ」
「あー」
「何を納得しておる」
「す、すいません」
素直に頭を下げておく。
「雰囲気とか気遣いとかは、小学生だとか中学生だとか、そんなものを凌駕してますよ」
「よう言いよるわ」
すっかり拗ねてしまっている。
そういうところが、可愛いと思えるんだけどな。
ジト目でこちらを見ている。
余計な事をして、怒らせてしまった。
「本当のところ、うなじがあまりに美しかったので、引き寄せられまして」
鼻血を出しながらも、頭を下げる。
「良い。それより、畳を血で汚されてはたまらぬ」
ポケットからティッシュを取り出す。
「これで何とかせよ」
「すいません」
ティッシュを鼻に詰め込んで、難を逃れる。
「しかし、凄い反射ですね」
回避が敵わないほどである。
「いきなり触られれば誰だって、ああなる」
「いきなりじゃなかったらいいんですね」
「そなた、反省の色がないな」
また、余計な事を言ってしまったようだ。
「だって、先輩って可愛いから、ついこう、愛でたくなっちゃうんですよ」
ジェスチャーと言い訳で何とかごまかそうとする。
「そなた、ロリコン癖でもあるのかえ?」
「せ、先輩は年上の女性じゃないですか」
「ワラワは自分の体の事をわかっておる。先日も小学生、中学生と間違われたのじゃ」
「あー」
「何を納得しておる」
「す、すいません」
素直に頭を下げておく。
「雰囲気とか気遣いとかは、小学生だとか中学生だとか、そんなものを凌駕してますよ」
「よう言いよるわ」
すっかり拗ねてしまっている。
そういうところが、可愛いと思えるんだけどな。