君にごめんね
ジリジリジリジリ

今日もこんな感じで朝がやって来る。

「あーっさむ」

ベットから出た瞬間

ひんやりとした空気が足元をひやした。

アタシはすぐにスリッパを履き、

リビングへと向かった。

テーブルの上には

アタシの朝ごはんのチョコ味のシリアルが置いてあった。

「早く食べちゃいなさい」

母はアタシに急がせるよう言った。

「んー」

アタシは適当に返事をし、

冷蔵庫の中からミルクを取り出し、

シリアルが入ったお皿にミルクをゆっくり注いだ。

ミルクはチョコ色になり、

シリアルもいい感じに柔らかくなった。

アタシはこれが大好物なのだ。

大好物のシリアルを食べ終わった後、

支度をし、学校へ向かった。

家から学校まで約15分弱。

アタシはいつもこの時間の間

「学校行きたくねー」と小声で叫ぶ。

みんながアタシをイジメるからだ。

みんなは人をこんなにイジメて何が楽しいのだろう?

アタシは毎朝の様に思う。









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