君にごめんね
アタシはスクバを片付けた後、

自分の机に戻り、ケータイ小説を手に取った。

ケータイ小説は4年生の頃からハマっており、

休み時間からSTの時間まで読書をするのがアタシの日課だ。

しかしアタシの読書タイムは笑花によってつぶされた。

「ねぇひかり!トイレいこ!」

アタシの右肩をポンポンッと叩きながら

笑花は笑顔で言った。

「えー、1人で行けるでしょ」

アタシは少し冷たく言った。

「え~、だって笑花怖いし、ひかりが他の女といてほしくないんだもん!」

「はぁ、分かったよ」

アタシは渋々OKした。

そりゃまぁ

何ですか?それ?他の女といてほしくないって?

アタシはアンタの彼氏ですか?どんだけアタシを束縛すれば気が済むの?

って思ったけど。

そうしないと今まで以上にイジメられるから。

アタシは結局笑花には勝てないのだ。








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