君にごめんね

オヤコ関係

アタシは部活を終えた後、

笑花と一緒に下校した。

本当はイヤだったけど・・・。

笑花はアタシに笑いながら話しかけてくる。

アタシは

笑花って「笑」っていう漢字がすごく合っていると思った。

アタシは笑花とさよならした後、1人交差点の信号が青に変わるのを待っていた。

そしたら、5歳くらいの女の子とお母さんが2人で手を繋いで歩いてきた。

買い物の帰りらしい。

アタシはその2人の姿を懐かしそうに見た。

アタシも小さい頃はもっとお母さんと仲が良かったのかなぁ?

アタシは少し涙が出そうになった。



アタシは家に着き、玄関に入った。

「ただいま」

まぁ誰も返してはくれないけど・・・。

アタシはそのまま2階にある自分の部屋へ向かった。

アタシの部屋は青と白で統一してある。

物は必要最低限の物しか置いていない。

机、ベット、タンス・・・。

でもこんなアタシにも大切な物がある。

ギターだ。

アタシはギターがどうしてもほしくて、

自分のお年玉で6年生の時に買ったのだ。

好きな歌手に憧れて・・・。

今でもその歌手は大好きだ。

でもオヤには「そんなもん、もったいないわ!」

って言われたけど、どうしてもほしかったから無理言って買ったんだ。


アタシは大体ご飯食べる時以外はほとんど自分の部屋にこもりっぱなし。

何となく落ち着く・・・、誰にも邪魔されない・・・。

でも、ときどきオヤに「勉強しなさい!」とか「部屋片付けなさい!」

っと言われる。

だからアタシも切れて、よくオヤと喧嘩をするのだ。











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