君にごめんね
アタシは今日も自分の部屋でマンガを読んでいた。

そしたら

ガラガラガラッ

思いっきりドアが開いた。

そこには母がいた。

「ひかり!マンガは学校の支度が終わってからにしなさい!」

母は大声でアタシに怒った。

「はぁ・・・、うぜっ・・・」

アタシは聞こえるか聞こえないかくらいの声で母に言った。

母は聞こえていた。

「何?その態度は!?」

母はもっと切れたらしく、

「だいたいねぇ、アンタは勉強もしないし、マンガば~か読んで、何にも出来ないんだから!」

母はそう言いながらアタシの顔を叩いた。

カチンッ(怒)

アタシは自分の頭の血管が切れたような気がした。

「お母さんはね!アンタみたいなコ産んだ覚えはないわよ!」

自分の目から涙が零れたのを感じた。

「何よ!何にも分かってないくせに!どうせアタシは何にも出来ない馬鹿なコだよ!」

アタシは思いっきり叫んだ。

「お母さんはアタシの事・・・嫌いだもんね。アタシもお母さんの事大嫌いだよ!」

アタシは急いで階段を降り、家を出た。

何よ!もうお母さんなんか知らない!

アタシは人気のない暗い夜道を泣きながら歩いた。


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