大切な人


2、ヤキモチ by黒川


俺は、今までに数えきれないほど、いろんな子たちとつきあってきた。



ほら……思春期…じゃん?



とにかくかわいい子とか、体型がいい子にはすぐ告っていた。



OKもらったらいろいろやってーー……



って、これ以上は禁句にしておくよ。



よく女ったらしとか、エロいとか言われるけど、否定はしない!!自覚してますから……。



ただ……。



「変態。」



ほらきたーー!天才星夜くんの変態という言葉っ!!



俺は変態じゃないっっ!!



「変態じゃねぇ!!大体、俺のどこらへんが変態なんだよ?!」



「下ネタ言うところ、エロいところ、女ったらしのところ、見た目。」



ハイ!ストーップ!!!



「女ったらしは認めるっ!下ネタだって言うっ!」



俺は必死に言った。



「だけど、お前だって男なんだからエロいだろ?!そもそも見た目なんて……整形しない限り直んねーじゃん!!」



しかし天才は、ことごとくも打ち砕く。



「俺はエロくない、そういうはしたないことは考えない主義なんだ。」



嘘つけーー!!!



男はそういう生き物なんだぞ?!おまえは女かっ!!



しかも、エロいことをはしたないだなんて……、全国のエロい人に謝れぇぇー!!!



……なんて言えるはずもない。



というより、言ったらめんどくさいことになるから言わない!



今日のところは俺が引いてやろう!!天才星夜くん!!




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