大切な人
…………
え……?
ユリちゃんが一瞬固まった。
僕、変なこと言ったかなぁ?
「あの~……」
ユリちゃんが口を開いた。
「そ、それは……どういう意味の……。」
…えっ??
…えっ……
え~~~?!?!
やっと気づいた、僕は…僕は……
ユリちゃんに…大好きって言っちゃった……!!
あああぁぁ~~~!!どうしよう~~~!!
クロちゃ~~ん!助けてぇぇ~~~!!
か、顔が熱いよぅ……
どどどどうしよう!!
「え、えっとぉ……」
な、なにか言わなきゃ……!!
で、でも……すすす好きしか浮かばないっっ……!!
「と、友達としてもだ、だけど……そ、そのぉ……す、好きというか……恋人としてというか……」
ユリちゃんが僕を見つめてくる。
えっとーーだ、だから好きというか……なんというか………つ…つ……
「つきあってくださぁぁぁい……!!!」