大切な人
3、思わず by黒川
美月ちゃんのパンチをくらい、ベッドで寝込んでいる俺。
痛かった……痛かったな…マジで…
腹の痛みは消えてるのに、腹を抱え込む。
腹というより……
心の痛み…だな…
星夜が見舞いに来てくれなかった……
あいつは普段から冷たいやつだけど……
本当は優しいやつなんだ……
俺はそれを知ってる
なのに今日は、心配して来てくれなかった……。
やっぱり……星夜は俺たちのこと嫌いなのかな……。
俺はハッとし、布団をかぶる。
ダメだダメだ!!俺らしくねぇよ!!
こういう時は早く寝ようっ!!
長い間そうしていて、結局寝れなかった……。