魔法少女入門書


ちょっとした興味本位だ。

理月は『魔法少女入門書』を開く。
しかし…

「よ…読めない…」

中の文は全て英語で構成されていた。

下のほうには不思議な図面が描かれていた。
二重丸の間にアルファベットに似た文字。
その中にはヘキサグラム。
中心に不思議なマーク。

そのマークに理月は軽く触れる。
すると本が一瞬確かに光を放った。
そうなるとまるで書き換えたように文面が日本語に変わっていた。

「あれ…に…日本語…?」

____本書の下記に示される魔法陣には触れられましたでしょうか?
光が放ち本書が対応する文字変換が成された場合、
現在の本書保持者の所有権が魔法を使用になった魔力を所有される
方に移り変わるとし、上記のことに変化はありません。
所有権を破棄はできませんまた、破棄には所有者本人の魂が代償とされ、
天界、霊界へは逝けないものとします。_________


「はぁ…?なにこれ…?魔力?」
理月は眉間にしわを寄せ呟いた。

そのとき________!!

ガラッ

扉が開いた。

ビックゥゥゥ!!
理月は突然のことに肩を跳ねさせた。


*

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