読めない手紙
繋心{ツナガッテイタココロ}
「どこだろ…」
出来るだけモノを動かさないように。
慎重に探す。
見つけたいけど、だからと言ってこの場所を荒らしたくない。
王道ともいえるけど、ベットの下…
「あ、れ…?」
目に映ったのは白くて薄い紙
手を伸ばす。
カサッ…
「あ!」
届いた。
ゆっくりと、掴んだ手紙をベットの下から出す。
埃まみれの封筒をゴミ箱で丁寧に払う。
やはり宛名には私の名前。
「2通目…かな。」
丁寧に封を切る。
ただ、手紙を読むだけなのに、胸が張り裂けそう。
すっごい…緊張する…。
大きく深呼吸して、
私は手紙を読み始めた。