読めない手紙
 
彼のベットに倒れこむ。
たった2日。
短いようで長い時間。
何度ここで涙を流しただろう。

「ねぇ、帰ってきてよ。」

部屋に虚しく響く声

「ただいまって、笑ってよ」

視界が、歪む

「そっちに…私を連れて逝ってよ…」

カサッ……

「え?」

枕の下から、1枚の小さな紙

よく見ると白い封筒。
表の宛先は…




"蓮祢へ"




それは間違いなく、彼の字だった。


 

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