神様からの贈物
〜Prologue〜
……贈物……
……私は贈物というものを知らない……
………今日はクリスマス………
……そして……私の誕生日はクリスマスの日……
でも……
……私が物心がつくころにはすでに両親は交通事故で……
……もう……この世にはいなかった……
もちろんクリスマスで誕生日にもかかわらず、親のいない私には贈物がなかった。
唯一あったのは親が遺してくれた私の治療費と入院費……