神様からの贈物
「ゆうな……聞きなさい……ゆうな……」
「あなたは……」
「あなたはあなたの人生を……憂いていますね?」
「え……なんでいきなりそんなこと……聞くの?」
「私たちはあなたから…………強い……それはそれは強い念を感じたのです……」
「私……そんな……」
「だから私たちは余りに哀れなあなたに救いを与えに来ました」
「救う?私……を?…………いまさら……そんな……」
ゆうなは、夢と知りながらも、あまりにリアルな夢なだけに……若干自嘲気味にそう言った。
「…………そういう訳でなので……今一度……あなたは人生を……憂いていますね?」