ドリームワールド
「!!」
・・・・・死んでない。
「でも・・・どこ?」
周りは真っ白。何も無い。
「やっぱり死んだ!?」
少し怖くなって、立ち上がって、走り始めた。
もしかしたら何かあるかもって。
「・・・ル・・・ハ・・・・ル・・・・」
「え・・?」
誰かあたしを読んでる声がした気がする。
振り返ったらさっきまで何も無かった所に人がいた。
男の子。あたしと同い年かなぁ?
「君は死んでませんよ」
「・・へ?ってか誰?」
その男の子はなんか普通じゃなかった気がした。
「僕は彪雅」
「ひゅう・・・・が?」
「あっ!あたしはハル!安西ハル!」
さっき名前を呼ばれて相手は知ってるはずなのに何故か答えてしまった。
「ここはどこ?まだやりたい事がいっぱいあるから帰りたい!」
「ここは簡単にいうと・・・生と死の境目?」
あたしは生きるか死ぬの境目に居るの!?
「何であたしはここに居るんですか?何故境目にいるんですか!?」
「でもここに来たら簡単には帰れないんですね・・・・」
え・・・?簡単には帰れない?
「帰るにはどーするんですか!」


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