白雪姫の惚れ薬


朱李の手から、コロンと落ちたもの。

転がって、
ドアにぶつかって止まった。


それは……




「リンゴ…?」





一口だけ、かじった跡がある。

見事にかぶりついてくれたらしい。



え……?

じゃあ、これって……








俺は、




どうしたらいい――?




< 25 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop