メリークリスマス
「ん~
ゆぅきぃ~‥
ね~む~い~‥」
半分目が開いてない
状態の私。
『おまえ食べたらすぐ
眠くなるのやめろよな。』
『‥ったく』と言いながら
雪はコタツからでてかがんだ。
「‥そんなの体質じゃ~ん」
私は雪の上に乗った。
いわゆるおんぶ
ってやつだ。
雪はなんだかんだ言って
いつも私のわがままを
聞いてくれる。
『へいへい。
あ、桜昨日何やってたの?』
階段を上り、
私の部屋についた。
「あっ!
昨日ねー‥?
夏くんと遊んだんだぁ~」
夏くんは同じクラスの
男友達。
部屋についた私は
ベッドに座った。
「それでね、カラオケ
行ったんだけど~」
『2人で?』
一瞬、雪の声が低く
なった気がしたけど
眠たい私はあまり
気に止めなかった。