笑顔の彼女へのメッセ
「何だよ、こんな時間によぉ、寝てるんだよ」
「真治ヤバイって!あいつのメッセ凄くヤバイ気がするんだって」
「何がぁ〜、心配し過ぎだって、なっ落ち着こっ!明日からは暫く一緒に要られるから」
「だって…」
「我が儘言うなって、愛してるから」
「ちっ誰だよ、こんな時間に…」
「真治出ちゃあダメ!」
激しい音。
「なんだよ!テメエ〜」
真治の絶叫!
「真治、真治、大丈夫だよね!」
電話の向こうは無音になった…
矢継ぎ早に電話をかける菜月。
母親に陽輔に田澤に美佳に。
誰も出ない。
玄関から微かな音。
金縛りに会ったように声も出なくなった。
扉が開いた。
「真治?真治なの…」
「もう大丈夫だよ!ナヅキと俺を邪魔する奴なんていないから」
血まみれのシャツが見えた!
何も出来なかった。
そして、視界が暗転した…
END。