Hello☆weenの軌跡
俺がそうきくと、真紀は慌てたように手を離した。
「な、なんでもないよっ!」
嘘つけねぇって、わかってんのに何で嘘をつくのか俺には理解出来ない。
今日しか会えねぇのにこれで、いいのか?
気が付いた時には、既に俺は真紀を押し倒していた。
「え?ク、クラン?」
動揺する真紀。
「何があった?」
俺は、そんな真紀を見て、ただ、そう聞くだけ。
すると、何か真紀の中でためていたものが切れたのか、真紀はいきなり泣き出した。
「話せよ?」
俺の問い掛けに、はっきりと頷いた真紀。
「不安なの…クランが、私をいつまで好きでいてくれるのかが…」
あぁ…。
そうゆうことか。
そういえば、今までそうゆうのは言わなかったな。
俺は、自分の中で納得し、真紀の頭を撫で、
「死ぬまでずっとに決まってんだろ?」
そう、優しい声で言った。