負けたくない。
「桐野サン」
名前を呼ばれ、声の方向に向いた。
ぶっちゃけ、今はそっとしておいてほしかったのに。
空気読めや、コラ。
・・・などとは言わずに、顔を引きつらせた。
と、目の前にはポニーテールの女子。
しかもめちゃくちゃ可愛い・・・
てゆぅか、この人。
何か男子の間で噂になってたよぅな。
私はその女子の顔を凝視して止まっていた。
女子は首をかしげたが、私に言った。
「同じクラス、よろしくね」
女子は私に手を差し出した。
握手・・・求めてるのか?
私は不審に思いながらも差し出してきた手を握る。
「石谷朔(イシヤサク)って言うんだ」
石谷サンは私に笑いかけた。
「めちゃくちゃ可愛い・・・」
天使のような微笑に、私は見惚れた。
「てか、石谷サン。どうして私に声かけたん?」
「朔でいいよ」
朔が言った。
「だって、桐野サン。おもしろいから」
朔は私の手を指差した。
私はクシだと思って持ってたのだが、
よく見たら歯ブラシ・・・
名前を呼ばれ、声の方向に向いた。
ぶっちゃけ、今はそっとしておいてほしかったのに。
空気読めや、コラ。
・・・などとは言わずに、顔を引きつらせた。
と、目の前にはポニーテールの女子。
しかもめちゃくちゃ可愛い・・・
てゆぅか、この人。
何か男子の間で噂になってたよぅな。
私はその女子の顔を凝視して止まっていた。
女子は首をかしげたが、私に言った。
「同じクラス、よろしくね」
女子は私に手を差し出した。
握手・・・求めてるのか?
私は不審に思いながらも差し出してきた手を握る。
「石谷朔(イシヤサク)って言うんだ」
石谷サンは私に笑いかけた。
「めちゃくちゃ可愛い・・・」
天使のような微笑に、私は見惚れた。
「てか、石谷サン。どうして私に声かけたん?」
「朔でいいよ」
朔が言った。
「だって、桐野サン。おもしろいから」
朔は私の手を指差した。
私はクシだと思って持ってたのだが、
よく見たら歯ブラシ・・・