負けたくない。
「じゃぁ・・・美都、よく変わってるって言われない?めちゃくちゃ面白い、美都を見てるの」


私は負けじと言い返した。

「いやいやいやいや・・・
ぶっちゃけ、朔の方が変わってる」


「そう?」
朔は眉を寄せ、首をかしげた。


朔は表裏なさそうだ。

何故かそう思った。

それは彼女の瞳が純粋だからか。

それとも彼女は素直なのか。



私にはわからない、けど。

私は無性に嬉しかった。

素敵な友達ができたことが。



< 20 / 33 >

この作品をシェア

pagetop