陽だまり
普通過ぎて
当たり前過ぎて
退屈と思うこと
さえなくなった。

これから。
まあまあの高校へ。
まあまあの安定した職へ。
進むと思っていた私。

三者懇談も
スムーズに
あっけなく。

「このまま、行けば〇〇高校も問題ないでしょう」

白髪混じりの
担任が私たち親子に言う。

「よかったわ。頑張ってね」
安心の顔して
私に笑顔を見せる母。
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