陽だまり
「じゃあ、席につけ。」

指さしながら、
彼の指定席に誘導する。

隣の席の子。可哀想。
ちょっと涙目だし。

ちなみに、隣の子。
出席番号。20番。石井 真樹。
大人し過ぎる子。
わりと気が合う友達。

そして、
意外にもあっけなく
終わった。1日。

彼は、特に問題は起こさなかった。
授業中は、ほぼ熟睡。
もちろん、注意したところで聞くわけなかった。

昼休みは、まっさきに
どこかに消えていった。

なんだかんだで、
今日は平和でした。

と、思っていた私。
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