春の旋律
2週間後、私は音楽の先生に合格を貰った。
「よく頑張ったね。こんなに早く弾けるようになるなんて。よほど大切な人なのね。」
「えへ……ありがとうございました。先生のおかげです」
「いいえ、基礎が出来ていたもの。前に習ってたの?良い先生ね」
私は柏木先生が誉められたのが嬉しくて、笑顔になった。
「その先生が、私の大事な人なんです!」
私は走りだした。
「さっそく聞かせてきます!」
「頑張ってね!」