遥か彼方の空
部屋に着き、布団を敷いた後、寝ようとしたら土方に呼び止められた。

「なぁ…お前と一緒にいた男の力っていうのは何なんだ?」

「…怜鬼の力は…『時を操る力』ですよ。だから、私を逃がしてくれる時に力を使ったんです。そして私は此所に着いた―」

じゃあ…と土方が言った。

「じゃあお前の力は何なんだ?」

「………私の力は…『破壊の力』ですよ…」

そう呟いた刹那は悲しげな顔だった。

(悪い事聞いちまったな…)

そう思っていた土方は、ある疑問に気づく…。

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