遥か彼方の空
(落ち着けぇぇ~…落ち着くんだ、俺ぇぇぇ!!)

土方はゴホンッと咳払いすると、刹那に向かって

「じゃあ、仕事しろ」

と言った。

「え~、それは面倒くさいなぁ~」

刹那のその一言で、土方はキレた。

「てめえが暇だって言ったんじゃねぇか!!」

その叫びに対して刹那は、無表情で

「だって、私がやらされてきた仕事って……子供を殺せって命令ばかりだったから」

と言った。

その顔は無表情だが、言葉にはどこか悲しげな響きがあった。

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