遥か彼方の空

しばらくすると三色団子がやってきた。

沖田はすでにぜんざいを食べ終えて、幸せそうな顔で団子を食べ始めていた。

刹那は初めて見る三色団子に目を輝かせながら、いただきます！と言って、パクリと一口かじった。

「おっ……美味しい！！沖田、これすごく美味しいよ！？」

口の中に入れた瞬間、フワッと広がる甘味がとても美味しく感じた。

興奮する刹那に対して、沖田は微笑ましい気持ちになりながら、

「そりゃ、此処の甘味は評判ですからね♪他の隊士達もよく来てますよ！」

と教えた。