遥か彼方の空
現在、刹那達は敵である浪士達と向かい合っている。

相手はざっと見て十人。

しかし、刹那達は余裕の表情だった。

「アンタ達さぁ……殺気っていうのは敵を殺る瞬間まで出しちゃいけないんだよ?そんな事したら、馬鹿でも狙われてるって気がつくからね♪」

刹那は挑発するように、鼻で笑いながら言う。

(やれやれ……。刹那も大人げないですね……)

沖田は内心呆れながら、刀を構える。

ビュオオオー……。

冷たい風が吹いた。

「私ね……せっかく楽しい気分になってたのに、アンタ達のせいで台無し……だから……バイバイ♪」

そう言うと同時に刹那は殺気を放った。

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