遥か彼方の空
うおー!と叫びながら浪士達は二人に斬りかかる。

グサッ……。

沖田の刀が、確実に敵の心臓に突き刺さる。

ビュッ……。

グサッ……。

戦いが始まって一分も経たない内に、次々と敵を仕留めていく。

ザクッ……。

沖田は自分の傍にいた浪士の首をはねてから、辺りを見渡した。

「……雑魚(ザコ)ばっかりでしたね。それにしても……刹那の方はどうなったのでしょう?」

沖田は自分の戦いに集中していたため、刹那を見失ってしまった。

沖田が相手した敵が全て片付いた頃―



刹那は笑っていた……。

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