遥か彼方の空
「………敵の力量を見極めれないのは愚か者がする事……。アンタがこの結果を望んだんだからね……」

刹那はそう言うと、目を見開いたまま死んでいる浪士のまぶたに手を置き、ゆっくりと閉じた。

「……だけど、仲間と共に死ぬ事を選んだあなたの覚悟は認めるよ……」

刹那はスッと立ち上がると

「総司の所に戻ろ♪」

いつもの明るい声に戻り、早く行かなきゃ怒られちゃう!と言いながら走り出した。

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