危険な甘々生活



カチャ…



「…美結?」



不意にリビングのドアが開き、綾斗お兄ちゃんが顔だけ覗かせて、あたしを読んだ。



「どうしたの?綾斗お兄ちゃん」



「風呂、沸かしてある?」



「うん。今さっき沸かしたよ。」



「おぅ。サンキュ。
じゃあ俺、入ってくる。」



「行ってらっしゃい!」



そう微笑んで、また雑誌に目を向けた。







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