らぶCALL(仮)
ガラガラッ
中に入ると、先にソラが来ていた。
「よっ」
その声に、私は微笑んで返す。
「あのね、話したいことあって。」
「‥」
その一言を口にした瞬間、緊迫の時が流れた。
空気が重い中、私は授業中練習してた次の言葉を続ける。
「ぁたし、ソラとわ付き合えない」
‥言えた‥‥‥
言っちゃった‥‥
「そっ、か」
やっぱ返ってきた言葉は、それだった。
わかった、
ソラわ
そう言う。
そう、思った。
だけど
予想もしなかった一言が、続けられた。
「俺が、電話の`空羅'だったとしても?」
‥‥‥え??