らぶCALL(仮)



ガラガラッ


中に入ると、先にソラが来ていた。


「よっ」


その声に、私は微笑んで返す。


「あのね、話したいことあって。」



「‥」



その一言を口にした瞬間、緊迫の時が流れた。


空気が重い中、私は授業中練習してた次の言葉を続ける。



「ぁたし、ソラとわ付き合えない」



‥言えた‥‥‥




言っちゃった‥‥




「そっ、か」



やっぱ返ってきた言葉は、それだった。



わかった、


ソラわ
そう言う。








そう、思った。








だけど






予想もしなかった一言が、続けられた。


「俺が、電話の`空羅'だったとしても?」





‥‥‥え??












< 120 / 186 >

この作品をシェア

pagetop