らぶCALL(仮)



「もしもーし??ハルママ♪久しぶりぢゃん!元気シてた?」



ぁたしわ電話の相手がハルママだと分かり、軽く話し掛ける、つもりだった。


だけど、「もしもーし」の途中でハルママの言葉に遮られ、私の言葉は発せられなかった。


「李夜ちゃん!!ハルちゃんの居場所知らない!??」



そんな、慌てふためいた声によって。



「ぇ‥‥知らないけど‥‥」


そんなハルママの慌てぶりに、ひるんだ私。

一瞬思考回路が途切れた。



だけど、1テンポ遅く後から脳に追い付いたハルママの言葉が、私の頭を起こす。



「っえ!?!!ハルが、どうかしたの!??」


大声で聞いた私に

「ハル、昨日から帰ってないの」


って心配そいなハルママの声が携帯の中から私の中に響き渡る。



ハルが、昨日から帰ってナイ??



「え、ハル風邪だったんぢゃないの?」


さっきよりちょっとだけ冷静さが保ってきた私は、聞いてみた。

それはそれは思っていた以上にきょとん。とした声で、その声に恥ずかしながら、更にきょとん。



「風邪だとは聞いたんだけど。具合悪いって言ってて‥だから昨日も休ませようと思ったの。でも朝部屋に行ったらもういなくて。」


てっきり朝早く学校行ったのかな。なんて思ったんだって。


だけど、、昨日の夜家に帰って来ないし。


警察に電話しようと思ったけど、友達ん家に泊まってるなら‥‥


って思って電話しなかった、


だけど、今日も帰って来ないし、おかしいと思って、ぁたしなら知ってるかもって今電話したらしい。



でも‥‥

「ごめん、ハルママ‥ぁたし知らない‥」



「そう‥‥‥」



「でもっ、探してみるよ!」



そう言ったら力なくありがとうって言われた。



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