らぶCALL(仮)


‥‥‥ハルどこ行ったんだろ。



ぁたしなんも聞いてないよ??


とりま、ハルに電話シてみる事にした。



プルルル‥プルルル‥



やっぱ、出てくれるわけもなく。



「この辺‥探してみよっかな」



そう思いたった私は、チャリの鍵を取り、携帯と家の鍵だけを持って家を出た。




1時間くらい探した。
でもいない。


「どこ行ったの‥??」



~♪~♪~


いきなり携帯が鳴った。


ハル!?



ピカピカとイルミが光ってる携帯を開いて、受信BOXを開く。












でもそれわ、



ハルぢゃなかった。





「‥空羅‥?」


ガクッと肩を落とした私は、メールの内容を見た。




「‥‥今暇?‥デートしよ♪」



だあ!?!??


こっちわ今必死なんだよっ!



ずっと探してもいなく、必死な私のとこにこんなお気楽なメール。


ちょこっと苛立ちながら返信しようとする。


‥‥!


空羅にも探すの手伝ってもらえばイィんぢゃんっ??


そうひらめいた瞬間、今打っていた文字を長押しで一気に消す。


そんな時間さえ勿体なく感じた。





返信してから5分くらい経って、空羅が来た。



「ぢゃ、とりま駅ら辺も探してみる??」



「そだね、空羅、ハル知ってる??」



「おー。 いっつも李夜見てたし。分かるよ」



「そっか‥‥‥‥‥って!」


何、自然とそんなこと言ってんの!

言っちゃってんの!!


こっちがなんか恥ずかし‐よッ!!



「んー??」



「‥なんでもナィ‥」




結局、それから7時くらいまで探してても見つからなかった。



‥‥‥ハル‥どおしたの??


学校で一緒にいても、なんにも違和感なんてなかったし、異変なんかなかった。


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