らぶCALL(仮)


「上行ってて。俺の部屋階段登って右側の部屋だから」


そう言ってそのまま真っ直ぐ歩いていく空羅に、うなずいて言われた通り階段を登る。



部屋の前で立ち止まる。


‥‥‥やっぱ、緊張する‥‥



スーッハー‥

1回深呼吸してから‥‥



ドアに手を掛ける。



「‥‥お邪魔シまあす‥‥」


2回目の「お邪魔シます」だ。


なんか変だなって思いつつ、ドキドキ鳴り止みそうもない心臓を空いてる手でおさえてみる。



ガチャッ



ブオッ


ドアを開けた瞬間、勢い良く風が私を迎えた。



前髪が、飛ぶ。


心臓をおさえてた手で前髪をおさえながら、中に入る。



「わぁ‥‥」


空羅の部屋わ、意外にもキレイだった。


‥‥意外すぎない??笑っ


とりあえずたたずむ。


だって動きようがないぢゃん。

どこ行けばイィか分かンなぃしっ‥‥




そしたら、さっきどこかへ行った空羅が入ってきた。
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