らぶCALL(仮)



「‥‥ンなよ」


「‥ぇ??」


よく聞こえなかった空羅の声に聞き返す。



「‥ハルちゃんの事ばっか考えてンなよ‥」


今度ははっきり聞こえた、空羅の声が上から降ってきたと同時に、景色が反転する。



「ッ‥!!」


「俺の事も、見ろよ」



「‥空羅ッ??」


空羅の顔が降ってくる。


「えッ、ちょ‥‥」


ぁたしの唇に、空羅の唇が触れた。




「空羅ッ‥??」


そのまま暖かいなにかが口に入ってくる。



「~~ッ!‥空羅っ!!」



そう叫ぶと同時に‥

と言うか、
ぁたしの叫んだ声は、勢い良く開いたドアの音によってもみ消された。



「おいっ!」


空羅わ勢い良くぁたしからどく。


「‥‥つか、兄貴、何してたんだよ‥」


呆然とゆうか、呆れてるとゆうか、
そんな表情でドアの先の人物は空羅を見る。



「‥‥??」



不思議そうな、ぁたしの顔を見てか、急に自己紹介をしようとするその人。


「あ、自己紹介??俺わ弟の‥‥」



最後まで聞かないうちに空羅がさえぎる。


「わ──────っ!!」




「「!?!?」」


多分、ぁたし、弟さんと同じ事思ってたな。


表情てきに。


「ンだよ、兄貴」


「うーっせ!お前わ黙ってろし」


「はあ!?名前くらい言わせろよ」


「なんでだよっ!お前とにかく部屋戻れ」



2人わ、呆然とした、ぁたしを1人置いていき部屋から出ていった。
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