らぶCALL(仮)


それから、ハルわ家出の理由を兼ねて先輩の事を話してくれた。



「先輩ね、結局加奈先輩とは付き合ってなかったの」


「よかったやん♪」



「でもね、先輩、加奈先輩が好きなんだと思う‥ってか、片想いだったんだ」



淡々と話すハルはもう涙ぐんでる。



「先輩、ぁたしが告ったらいいよって言ってくれたんだ。ぁたしもその時わホントに嬉しくて‥先輩がどんな気持ちでOKしたのかとか分かってなくて‥」



ハルわ先輩に遠くに行こって誘われて、ハルわそれをOKしたんだけど‥


いきなり付き合って旅行とかわなんか違うし、

旅行先でもボーッとしてるっていうか、ハルと一緒にいるのにまるで1人でいる感じだったから


変に思って聞いてみたら、先輩わ加奈先輩に告ってフラれたばっかの時にハルに告られたから気を紛らわそうとしたとか。





‥‥‥それって最低ぢゃん。



「‥‥ぁたし、殴ってこよっか??」


立とうとした瞬間、


「え!だめだよ!」

ってハルに押さえられた。


「なんで??まぢ最低ぢゃん!自分勝手にハル振り回しといて‥‥」


「いいのっ!!ぁたしが‥殴ったから」



「‥え??」


「‥‥殴ったってか‥平手でパチーンって」


ハルわそう言って叩いた時のマネをするように右手をパーにして振り回す。


「‥‥ハルがぁ??」


「何よ、その目~ほんとだってば!」



「そっか!すっきりした??」


「ぅん!思い出すとまだちょっと‥ぁれだけど、もうへーき♪」


「もう好きぢゃないの??」


「ぅん!なんか先輩に幻滅したし☆」


「そか‥‥次わいい恋しよーね♪♪」


「ぅん!‥‥てか、しよーねッて何??」


「‥‥ぇー??なーにーがー??聞こえなあーい♪♪」


「‥李夜~??」


名前を呼んだだけのハルのその顔と声わ、「ぁたしの事だけ聞いといて自分の事わ話さない‥‥てのわナィよねえ??」

っていう意味を含んでいて‥‥‥
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