らぶCALL(仮)
ぁたしわ、
空芽が好きだもん
そりゃ最初わ空羅が好きだったけど今は空芽の方が好き
そう言ったら空羅、分かってくれるかな??
少し経って、玄関の開く音がした
「李夜!ただいまっ!!!!」
そう言いながら部屋に入ってくる空芽。
「おかえりぃ~♪」
満面の笑みで答えたら、
空芽はいきなり鞄を床に投げ捨てたかと思ったら、ぁたしに勢いよく抱きついてきた。
「えっ??空芽??」
「まぢ可愛い」
「‥えっ」
「ね、ちゅぅシてい??」
「ぅ、ぅん‥」
返事を待たずにそのまま空芽の顔が近づいてくる。
あと5せんち、
あと3せんち、
あと1せんち、
あと5みり??
あと‥‥‥‥‥‥
バコッ
と鈍い音がしたと同時に、
空芽が下に下がる気配を感じた。
目を開けてみると、
ぁたしと向かい合わせで座ってる空芽の後ろに、
空羅が立っていた。
「へんたーい」
真顔で空羅が空芽に向かって言う。
「ってぇな、糞! なんだよ!!」
さっきの鈍い音は、空芽がぐーで空羅に殴られた音だったらしい