らぶCALL(仮)
辺りを見回しても、誰も空羅の声には気付いてないみたい。
よかったあ‐‥
ぁたしわ必死に、窓の外の空羅に向かって、
しーっ、しーっ!!
って人差し指を唇にあてながら、ジェスチャーをした。
空羅は首をかしげる。
けどすぐに分かったみたい。
まだ授業中って事が。
空羅わ歯を出してはにかんだ。
ぁたし、やっぱりこっちの笑顔のが好きだな。
夢で見たような笑顔、あんなの似合わないし。
まぁ空羅がしてるわけじゃないけどね、
あんな笑顔してるのは、夢の中の空羅だから。
キーンコーンカーン‥‥‥
帰りのHRも終わり、席にハルがくる。