らぶCALL(仮)


涙が止まった頃には、全部ふっきれた様な、すっきりした感覚が私の心をまとっていた。



「空羅っ、ぁりがとね??」


私は、泣きやむまでずっと携帯の奥で話を聞いていてくれた彼に、お礼を言った。

「おぅ!
なんかあったら、また俺に言えよ?話聞くくらいならできるしな!!」



「ぅん、そだね!!
空羅ってぇ、チャラくて頼りがいなさそうな感じだったのに、意外にしっかりしてんだねッ♪??」



「はあ??そこわ、
“空羅ってぇ、思ってた通りぃ、優しくてしっかりしててかっこぃぃんだねッ!!”
だろ♪??」


空羅が、私の口調をマネして言う。


「ぇーっ!!最後の、かっこいい、わ余計だょっ!!」


「そーかあ??」

空羅は反論。


やっぱ、空羅と話してると楽しいな♪


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