らぶCALL(仮)


直前まで焦る私。

惨めすぎだよぉ・・・



「ねぇっ!!李夜ちゃん?」

ふいに、声かけられた方を向く。


「ぇ??なんで、名前知って・・・?」

だって、こんな子初めましてだし。

学校で見たことぁるかなーぐらいの子。


「ぇー??知ってるよー!やだなあ!!」


黄色い声をあげてテンション高めに話しかけてくる子、ゆっこッてゆうんだって。

あ、もちろんあだ名だけど。


「李夜ちゃんゥチの学校じゃ結構有名だし。気付いてなぃのー??」


「えっ??有名とか、そんなの聞いた事ナィよ--。」


有名??

ナンデ・・・

私が?


「だって可愛いぢゃん。まぢ、今日の合コンで李夜ちゃんの事狙ってる子多いと思うよー??」


ッて、ゆっこわ意地悪な笑みを浮かべる。


あ、なんだお世辞か。

可愛くナィのに可愛いとか、そんなん言われてもすぐお世辞て分かるし。


ぢゃ有名もお世辞なんだなッて、私わ解釈した。


ゆっこわ、最後に李夜ッて呼んでいー?
て聞いてきて、イィよってゆったらゆっこって呼んでね。

って緩く微笑んで女子のもう何人かの中に入っていった。


・・・誰も知らないや。
あの中の女子。


まあテキトーに携帯でもいじってればいっか。

なんて考えていた。
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