らぶCALL(仮)
って思ったら、
イキナリ私の携帯が鳴った。


!!

この着信音・・・空羅・・・


お願い!!
切れないで・・・!



鳴り続けてもびくともしない、真中くん。


いい加減どいてよー!!!!


私は暴れてみた。


やっぱ、男の力にかなう訳もなく。

あっさり無駄に。


空羅からの電話も切れちゃったし。


「やだあ・・・ほんとやめて!助けて、空羅ぁ--!!」


泣きそ。


「・・・李夜?」

え・・・


「空羅!?」


電話、なんで!?


切れたんじゃなかったの??

「・・・は、誰だよ」

真中くんは私を見る。


「そっちこそ誰だよ、お前、李夜に何してんの??」


「何ッて・・・なぁ??」

意味深な笑い方をし、私から離れる様子もない。


「どけよ、」


「やだ。つかぅるせぇ、黙れ。」


「李夜から離れろッつってんだよ!!どけよ」


空羅は怒鳴る。


「あァ!?ぅっぜぇ・・・つかやる気なくしたんだけど。」


めんどー俺こうゆうだるい女嫌い。
独り身どーし合コンすんじゃねぇのかよ!!彼氏いるくせに参加してんじゃねぇよ、ばか女!!

って真中くんは怒鳴って部屋から出ていった。
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